塗装屋ブログ

2018/02/07

良くあるお客様の声「やっぱり高い塗料が良いんでしょ?」

先日、あるお客様から「やっぱり高い塗料が良いんでしょ?」って質問を頂くことがありました。
他の外壁塗装業者からそのような営業、説明を受けているのか、結構多い質問なので、以前にも同じようなことを書きましたが、改めて取り上げさせて頂きます。

あくまでも当社の考え方ですが、「高い塗料?そりゃモノ自体はいいですよ」って話し。

近年、温暖化が進み高温多湿な状況下でそれに対応すべく様々な塗料が出てきています。
耐久年数も以前8年~12年だったものが、15年~20年も持つと言われる塗料も出てきています。

とんでもない塗料の進歩です。

また、フッ素塗料を施工してみて職人の立場から言える事は、艶持ちもいいし、雨ジミも出にくい、
数年後でも塗ったばかりの状況とあまり変わりません。やはり高額なだけあって良い塗料だといえます。

では、施工方法は何か変わった事をするのか?と言われると、ウレタン塗料でもフッ素塗料でも同じ工程で特に今までと変わりません。通常3回塗りのところを4回、5回にする事はありません。

施工の方で5年~10年寿命を伸ばすと言うのはどんなに頑張っても無理な事のため、施工の仕方は変わらず、見栄え、塗装の持ちも良くなる、塗料の力は画期的といえるでしょう。

デメリットとしては、コストが高いということぐらいです。
外壁のみでいえば、フッ素塗料を例にとってみると、従来からあるウレタン塗料に比べ3倍~5倍の金額差が出てくるとも言われています。但し通常の塗料より、長く持つと考えれば安易に高いとも言えません。

ただ、その塗装(塗料)が「お客様の建物全体の塗装にあっているか?」が重要です。
15年~20年後の建物全体の状況はどうなっているか?というと、付帯部分の木部鉄部の塗料は剥がれ落ち、下地が剥き出しになって腐っているなんてケースもあります。

こうなってしまうと、塗装では対応出来ず、無理やりコーキング補修でごまかして塗るか交換せざる得ません。

コストをかけて外壁の寿命を伸ばすのもお客様のお宅が少しでも長くいい状態を保てて、とても良い選択肢だと思います。

また、今主流のウレタン塗料やシリコン塗料でコストを抑えて建物全体の寿命を約10年位と考えるのも選択肢のひとつと言えるでしょう。

ですが、次回塗り替えされる時にあちこち補修が出てしまい、また出費がかさむ工事になってしまっては、意味がありません。

まず、お客様の建物全体にあった塗装をする事が、一番好ましい事で、その次に、様々な性能を持つ塗料をお選び頂くという事が重要だと思います。

塗料選びに関してはただ業者に勧められた塗料だからというだけでは、お客様にとって、必ずしも良い結果になるとは限りません。

お客様のご要望(耐久性、機能)をハッキリお伝え頂く事が大事です。
その上で建物の現状を判断してもらい、塗装後の建物全体の持ち具合などをご相談されるのが良いかと思います。

総合的な事を踏まえ、御予算などを考慮し、アドバイスやプランなど提案してくれる業者をお勧めします。

なので、当社からすると「塗料良ければすべて良し!」とは全く思っていません。

私たち塗装屋は材料を売る仕事ではありません。
私が現場を経験してきて考える塗装とは、高い塗料を使ったからといって安心!ではないという事です。

安い塗料でも、きちっとした工事をしていれば、それなりに長持ちはします。
ご興味があれば、当社のホームページ「塗料ではなくやり方にこだわる太田塗装の外壁塗装」をご覧ください。
私たちも、その塗料がもつ性能を最大限にのばせる施工を日頃から心がけ工事させて頂いております。

「この塗料は自分の家にあってるか知りたい」などや、「塗料のスペックや比較を知りたい!」方は無料でご相談にのりますのでお気軽にお問合せください。

 

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